つい先日、若狭湾の方ですが、猛毒を持つ〝ヒョウモンダコ〟という小型のタコがガンガン捕獲されてます!ってニュースがありました。
ヒョウモンダコは西太平洋の熱帯・亜熱帯の海域に分布しているタコで、日本では和歌山とか温暖な海域では確認されていたようですが、最近は隠岐や鳥取沿岸でも確認されているようです。
そういや、2年半ほど前には大蔵海岸沖でソウシハギって猛毒を持つ魚が確認されていました。
詳しくはコチラ
⇒ 猛毒!! ソウシハギ
で、ソウシハギはフグと同じく内臓に猛毒があるので、触ってもべっちょないのですが、今回のヒョウモンダコは触るのもアウトです。
けど、陸から釣りをしてても、触ると危険な毒魚って結構いるんですよね。
で、ダディーは余り釣ったことはないのですが、改めて、無闇に触ってしまわないように、復習してみました。
〝小さなお子さん釣れて、たまに釣りに行く〟って方なんかは、特に気にしてみてください。
小さな殺人ダコはヒョウモンダコ
では、まずニュースになったヒョウモンダコから。
タイトルには〝波止から釣れる〟とありますが、コイツが果たして波止から釣れるのかどうかは知りません。
けど、若狭の海水浴客には注意喚起するそうなので、波止からの釣りでも釣れる可能性はあるでしょう。
ヒョウモンダコの特徴は、大きさ10cmくらいの小さいタコで、攻撃を受けると身体が黄色に変わり、青いヒョウ柄が浮かび上がるそうです。
つまり、上の画像は、攻撃を受けて怒っている状態ですね。
毒は、フグと同じ神経毒のテトロドトキシンが唾液に含まれているそうで、噛まれると呼吸困難などに陥り、死に至ることもあることから〝殺人ダコ〟と呼ばれるようです。
イイダコと同じくらいの大きさですが、頭が尖っているのも特徴です。
見た目がカワイイので、おもわず触ってしまったらえらいことになります((((;゚Д゚))))
重症の場合、噛まれてから死に至るまで90分なんて話もあるので、万一噛まれたら、即119番です。
そういや、ヒョウゾウはヒョウモンダコの人魚で、毒持ちでしたね。
ガシラじゃないよオコゼだよ(ゝω・)v
コイツは、比較的簡単に波止から釣れるメジャーな毒魚です。
ダディーも小中学生のときに釣ったこともあります。
ただ、めったに釣りにいかない人だと、同じくポピュラーな根魚のガシラ(カサゴ・アラカブ)と区別がつきにくいです。
今でこそダディーも一目で全く違う魚であると認識できますが、まだ釣りに本格復帰しない年1アングラーだった頃にも、デカ姫かママちゃんがこいつを釣り、「あ!ガシラやん。やったな。」とか言って、不用意に掴んでしまった経験があります。
こいつの毒は背びれのトゲトゲにあり、幸いダディーは刺さりませんでしたが、刺さると腫れてかなりズキズキ痛みます。
痺れも出るようです。
重症の場合は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難なんてこともあるようですが、通常、なかなかそこまでにはならないと思いますが、小さな子だったらなりやすいのかもです。
あと、食べると旨いです。
万一、刺さってしまったら、傷口をすぐ洗浄し、棘が刺さっていたらそれを抜き(素手はダメ)、毒を出来るだけ絞り出し、30分~90分くらいお湯(45℃くらい)に浸けてください。
45℃というか、耐えれるのであればもっと熱いに越したことはありません。
お湯につける意味は、毒がたんぱく質成分なので、熱いお湯に浸けることで固まり、不活性化するようです。
熱いお湯に浸けることで痛みも治まります。
逆に、間違って冷やすと痛みも増すようですよ!
応急処置をしっかりしても、傷口は硬くなり、痛みも痺れも残るようです。
コイツがつれたら、決して手で針から外さないようにしてください。
死んでても毒は残ってますよ!
ちなみに、よく釣れるのはハオコゼってやつです。
【追記】
軽く刺さってしまいました(ノД`)
⇒ オコゼに刺されてしまった!とりあえず処置して90分後の状態など
サビキで釣れるバリコ(アイゴ)
ファミリーフィッシングの定番、波止からのサビキ釣りでも結構釣れるのがこのバリコです。
大きくなるとアイゴと呼びますが、どのくらいまでバリコと呼ぶのかは知りません。
まぁ、感覚的に小さけりゃバリコです(`・ω・´)
毒は、背ビレの他、腹ビレ、尻ビレにもありますよ。
上の画像は、背びれ寝ちゃってますけど(^_^;
バリコも美味しく食べれるようですが、多少、磯臭さがある感じです。
お持ち帰りする際に、背ビレ等をチョッキンしていく場合は、その辺に置いていかないようにしてください。
ヒレだけでも毒はあります。
刺さった場合の対処は、オコゼと同じような感じで。
夜釣りで結構釣れるらしいゴンズイ
ダディーは釣り場で見たことはないのですが、結構、普通に釣れるようです。
幼魚のときは、集団で固まって泳ぎ、それがゴンズイ玉と呼ばれます。
イワシボールみたいなもんですね。
毒は背ビレと胸ビレです。
刺さった場合の対処はやっぱりオコゼと同じような感じで。
毒棘を持つ魚は、225種類ほどいるようで、棘に毒腺ってものが付いてて、そこから毒が注入されるようです。
で、一般的にどの魚も同じような感じになるようですが、毒の強い弱いはあります。
コイツも毒があるのはヒレなので、食べるのは問題ないです。
結構、いけるらしいっす。
そういや、昔ジャンプで〝海人ゴンズイ〟ってあったの覚えてます?
あのジョージ秋山の作品です。
当時ダディーはまだ多分小学生で、全然、話は覚えてませんが、なんか強烈な漫画だった印象です。
コレコレ(-_-)▼
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ビッグな毒棘のアカエイさん
これも、防波堤からたま~にHITさせてる人いますよね。
で、ドンドン持っていかれて、ライン高切れなんてことも。
たまに釣り上げている人もいますが、持って帰る人は稀でしょう。
けど、食えなくはないみたいです。
下のブログの人、アライで喰ってます(*゜Д゜)
アカエイのアライ
すげ~!(ง°`ロ°)ง 尊敬
アカエイの毒は、画像で赤丸したとこにある尻尾の棘にあります。
まぁ、エイのサイズにもよりますが、棘、めっちゃデカイです(*゜Д゜)
こいつの毒は結構、きついらしいんで、刺さってしまったら応急処置はしつつ、医療機関受診はした方がよさげです。
以上、毒魚(タコもいたが)5種類をご紹介しましたが、結構、波止からこんな〝触ると危険なやつ〟が釣れるよって情報がありましたら、是非、教えてください(o_ _)o
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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